心理学を勉強して資格を取って、実際に心理カウンセラーになりたいと志す人は多いと思いますが、その前に心理カウンセラーの給料や年収はどうなのか気になるところです。
心理カウンセラーになるためにはでもお話ししましたが、心理カウンセラーになるためには資格はいりませんし、働く場所は様々です。
もちろんもっている資格や実際にどこで働くのかによって給料や年収は変わってくると思いますので、正確には分かりませんが大体の指標は知りたいところです。
ですので、今回は実際に心理カウンセラーになった場合給料はどのくらいもらえるのか、年収はどうなのか、福利厚生はいいのかなど説明していきたいと思います。
目次
心理カウンセラーの全体の平均年収
結論からいうと心理カウンセラーの平均年収は大体400万円前後です。
普通のサラリーマンと同じくくらいの年収だと思います。
この中にはパートなども非正規や非常勤なども含まれているので正社員のみにしぼったらもう少し上がってくると思います。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査からも確認できます。
一般の仕事と比べてどうなのか
心理カウンセラーの平均年収が400万円前後というのは一般のサラリーマンなどの平均年収と比べてどうなのでしょうか。
全体の平均年収を男性女性で見てみましょう。
年代 | 全体 | 男性 | 女性 |
20代 | 354万円 | 374万円 | 324万円 |
30代 | 467万円 | 501万円 | 390万円 |
40代 | 564万円 | 616万円 | 425万円 |
50代 | 701万円 | 744万円 | 461万円 |
参考元:DODA/平均年収ランキング2016(年齢別の平均年収)
これを見ると心理カウンセラーの年収は平均くらいですね。
ちなみに2015年の年齢含めた全体の平均年収も420万円くらいでしたので、それと比較をしても大体同じくらいになります。
職種別で見た年収の違い
先ほどまでは心理カウンセラー全体の年収相場でお話ししてきました。
さて次ですが、職種別でも年収は結構変わってくるので職種別にしたらどうなるのか少しまとめていきたいと思います。
病院など医療機関で就職した場合
一般的な病院などで正社員として就業できた場合、大体月収は20万円~30万円程度。主な働き口は精神科です。ボーナスなどを含めると大体年収300万円~400万円くらいでしょうか。病院なので収入自体は安定していると思います。
スクールカウンセラー
時給が大体5000円前後で年収換算すると大体300万円~500万円前後と言われています。働くところにもよりますが、時給が1000円を割るところもあるみたいです。
一般の民間企業
臨床心理士や産業カウンセラーを取得して民間企業で働く場合、こちらも大体300万円から400万円ほどが妥当なようです。しかし、民間企業なので務める企業の大きさや成長率によって支払われる金額も変わってきます。
心理判定員
心理判定員は簡単に言うと子どもや障碍者に対して心理的な支援、カウンセリングを行う仕事です。心理判定員自体は任用資格となっているのですが、働く場所が地方自治体となるので、地方公務員の資格が必要になります。月給自体は17万~30万円ほどと少ないですが、ボーナスが5か月分でるなど年収にすると高くなり、安定もしています。
他には、、、、、
心理カウンセラーとして就職する場所としては今あげたところが有名どころになります。他には福祉施設での就職やインターネットを使って話し相手をするサービスなどもあります。また、心理カウンセラーとして平均的な年収を越したいと思っている方は独立や開業をしていくのがオススメです。
心理カウンセラーの年収や給料まとめ
心理カウンセラーとして働くと年収や給料はサラリーマンの平均と同じくらいになることが分かります。
とはいえ平均的な年収になるので、それよりも稼いでる人もたくさんいます。
最初は月収や年収が低くても心理カウンセラーとしての経験を増やしていき、社会に心理カウンセラーとしての技術が認められれば民間企業で年収600万を超えることも可能です。
とはいえ、仕事をするということはやりがいや人を幸せにする喜びも大事です。
月収や年収だけにこだわらず、働きやすさややりがいも視野にいれておくことをおススメします。