今回は心理学の観点から交渉をする時に使えるテクニックを3つご紹介したいと思います。
それぞれ似たようなテクニックですが、少し違います。
仕事で営業をしている方や職場で自分の意見を通したい方はすぐにでも頭に入れておくといいでしょう。
ローボールテクニック
1つ目はローボールテクニックというテクニックです。
簡単にいうとローボールテクニックとは初めに相手に承諾されやすい好条件をだして、相手が承諾した後徐々に相手に不利な条件を出すという心理テクニックです。
野球の投球術でいう誘い玉で、打ちやすそうなボールで打者を誘い込みます。
交渉術ではかなり有名なもので、よくセールスやアンケート調査などでも使われています。
簡単な例でいうと、
今からご飯おごるから後ですぐに終わる作業ちょっと手伝ってと言われて
すぐに終わるならと承諾したとします。
しかし、その後手伝ってもらう時間は少し遅いけどいい?と悪い条件を出されました。
最初はすぐに終わると言われたから承諾した。しかし、始まる時間は遅い。
始まる時間は遅いけど、条件飲んじゃったしな、、、、まあいいよ。
最初から始まる時間は遅い作業だけど手伝ってと言われるよりすぐに終わると言われたほうが承諾しやすいですよね。
しかも一度承諾したものだから、少し時間がかかったとしても他の作業も断れなくなる。
こういう身近なところでもローボールテクニックは使われています。
別の記事でも詳しく書いてあるので、よかったら見て下さいね。
フットインザドア
2つ目の交渉術はフットインザドアという心理テクニックです。
これは先ほどのローボールテクニックと少し似ています。
フットインザドアとは小さな頼みごとをして徐々に要求を大きくしていく心理テクニックです。
例えば、
お菓子買ってから始まり、ご飯おごって、洋服買って、のように最初はあまり高くないものからお願いして最終的にはなかなか値段のするものを買ってもらう。
人間の心理としては一度要求を通してしまうと次の要求が断りにくくなります。
ですので、誰かに頼みごとをする時は最初から大きな頼みごとをするのではなく、最初は小さな頼み事から初めて徐々に頼みごとを大きくしていくと自分の本当の要求が通りやすくなります。
職場や客先でもすぐに使えるので、意識してみるといいですね。
ドアインザフェイス
3つ目の交渉術はドアインザフェイスです。
これは先ほどの2つの交渉術とは違って最初に大きな要求を先に言います。
ドアインザフェイスとは最初に断られる前提で大きな要求を仕掛けてその上でもともと自分が通したかったそれより小さな要求を通すという心理テクニックです。
よく営業なんかで使われてるのも知っているかと思います。
例えば、商店街で売られている商品がもともと高い値段に設定してあって、お客さんとの交渉の末もともとの値段で売ったりするのもドアインザフェイスです。
女性なんかとデートした時に、めちゃくちゃ高いブランド物のバックを買ってほしいと言われ、さすがに高いので、断った後少し安いものをねだられたら、それならと買ってあげてしまいますよね。(笑)
日ごとから意識してみると面白いかもしれません。
交渉力をあげる3つの心理テクニックまとめ
いかがでしたか?
日ごろから生活の中でよく使われている心理テクニックばかりですよね。
意識してみるとかなりいろんな場面で使われています。
自分もいつの間にかこういった心理テクニックにはまっているかもしれません。
今まで知らなかったという人も今日からこの3つの交渉術を活かして何か相手に頼んでみてはいかかでしょうか。
今まで以上に自分の意見が通ることでしょう。