初頭効果とは – 第一印象でその人の印象がほとんど決まってしまう

最初に与えられる情報って大事ですよね。ビジネスや恋愛でも見た目や第一印象が大事だとよく言いますが、実際にはどうなのでしょうか。

今回は心理学的に見て第一印象がどれくらい大事なのか解説していきます。

初頭効果とは

初頭効果とは、最初に与えられた情報が残りやすく、後の情報や評価に大きな影響を与える心理効果になります。

冒頭でも話したように、人が受ける第一印象がその後の印象にかなり影響を与えるということです。

紹介の仕方で印象が変わる

それでは、初頭効果の身近な具体例を挙げていきたいと思います。

今回はAさんとBさんの二人の人物の紹介をさせて頂くとします。

Aさんは、4月から○○大学で心理学をを教える心理学者で現在35歳、結婚もしています。彼をよく知る人はどちらかというと彼は温厚で、知的で勤勉で、決断力があると言っています。

Bさんも、4月から○○大学で心理学をを教える心理学者で現在35歳、結婚もしています。彼をよく知る人はどちらかというと彼は冷徹で、知的で勤勉で、決断力があると言っています。

さて、それぞれどんな印象を持ったでしょうか?

文章だけなのにAさんはうちとけやすそう、話しかけやすようなどの好意的な印象を抱き、Bさんは少し打ち解けにくそう、話しかけにくそうというような印象をもったのでないでしょうか。

ここで紹介の内容をまとめてみます。

 

<Aさん>

・知的で勤勉

・決断力がある

 

 

<Bさん>

冷徹

・知的で勤勉

・決断力がある

 

実際に紹介分の内容を比べてみると最初の「温厚」「冷徹」以外は全て同じ内容です。それにもかかわらず印象が変わったのは、最初に表現した言葉に強く影響を受けてしまっているからです。

一番最初の情報が大切

もう一つ、こんな実験結果もあります。

先ほどのような人物の紹介で

(知的→勤勉→衝動的→批判的→強情→嫉妬深い)

の順番で紹介をしていきました。

そうすると、多少欠点はあるが、能力のある人物という評価がされました。

また一方で先ほどとは紹介する順番を入れ替えて

(嫉妬深い→強情→批判的→衝動的→勤勉→知的)

の順番で紹介をしました。しかし今回は、内容は変えていないのに、能力はあるが、欠点があるためにその能力が発揮できない人物という評価に変わってしまったそうです。

これは前半部分、つまり、最初で提示された言葉の印象が紹介全体の印象に大きく影響を与えた結果であると言えます。

今は文章での例でしたが、日常の第一印象においてはもっと重要になってきます。

初頭効果の持続期間

初頭効果によるパッと見の第一印象は3~5秒、言葉による第一印象は2~3分の間に決まり、約半年間その印象が続きます。

ですので、第一印象は5秒以内には決まり、5秒以内で決まった第一印象が半年間という長い間、持続してしまいます。

それだけ第一印象は大事で、第一印象だけでその人の今後のイメージが決まってしまうと言っても過言ではないですね。

第一印象を良くするには

今後のイメージが決まってしまう第一印象。その第一印象をよくするためにすぐにできることを2つにまとめてみました。

身だしなみと姿勢

まず身だしなみはしっかり整えましょう。

その場に相応しい格好をして、清潔感ある服装や髪形を意識しましょう。

また、姿勢も大事です。

しっかりとした美しい姿勢は相手に、さわやかさや誠実さを与えることができます。

背筋をしっかり伸ばし、その姿勢を崩さないことを意識していけば、第一印象で相手に好印象を与えることができます。

挨拶と笑顔

挨拶と笑顔はとても大事です。

挨拶ができないと最初にコミュニケーションもうまくいかず、不愛想なイメージを与えてしまいかねません。

挨拶の例としては、

「お忙しい中、ありがとうございました。」

「おはようございます。今日も笑顔が素敵ですね。」

などのように、枕詞やポジティブな一言を加えてあげることでより好印象を与えやすくなります。

また、笑顔もポジティブな印象を与えやすいので、笑顔と挨拶はセットでしっかり行っていくようにしましょう。

去り際も大切

初頭効果のような、最初に与えられた情報だけでなく、最後に示された情報が印象に残りやすく後の判断に大きな影響を与えるという親近効果というものもあります。

例えば、どこかのお店でサービスを受けた時、サービス中の接客が少し悪かったり、混んでるのが理由でサービス提供が少し遅れたりして不満に感じたとします。

しかし、それに対して店員さんがその日のサービスについて自ら丁寧に謝罪をしてきたら、少しはそのお店の印象は良くなりますよね。

このように、第一印象も大事ですが、去り際や別れ際も大事なんですよね。

初頭効果も近接効果もセットで使おう

第一印象と別れ際のどちらが大事かということになりますが、どちらも大事なので、両方意識して行動していくことをおススメします。

話をしていく過程も大事ですが、結局は一番最初の印象と最後の印象がかなり強く残るので、その二つを意識して気を付けていくことが必要です。

初頭効果まとめ

初頭効果を意識して、第一印象を良くすれば、人間関係や自分の立ち位置なども大きく変わってきます。

そのためには、身だしなみや姿勢、挨拶、笑顔をしっかりと意識していくことが大事です。

これらを意識して、初頭効果と親近効果をマスターしましょう。

初頭効果:最初のイメージが強く印象に残る

親近効果:最後のイメージが強く印象に残る

 

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