返報性の法則とは – 人から何かをしてもらった時に何かを返したくなる

今回は心理学の返報性の法則についてお話ししていきたいと思います。

返報性の法則を理解してうまく日常で活用すれば、人付き合いやビジネス、恋愛などにおいてとても強力な力が働き、居心地のいい生活を送ることができます。

返報性の法則とは

返報性の法則とは、人から何かをしてもらった時に「何かお返しをしなれければ申し訳ない」という心理作用が働くことです。

もともと人間がもっている人情のようなもので、誰もが何かをしてもらったり、されたりした時に感じる本能的なものと言えるでしょう。

例えば、誕生日を友達に祝ってもらったら自分の誕生日を祝ってもらったのだから、祝ってくれた友達の誕生日も祝ってあげないと申し訳ないなというような気持ちになりますよね。こういう感情が返報性です。

どういう時に返報性が作用するのか

何かをしてもらったり、してあげた時それを返したくなる気持ちになると思います。

返報性はそれが好意であった場合だけでなく、敵意があった場合などにも作用します。

返報性の種類には下記4種類があります。

  • 行為の返報性
  • 敵意の返報性
  • 譲歩の返報性
  • 自己開示の返報性

このように様々な場面で返報性は作用します。何かをしてあげた時や自分が敵意を見せた時、何かを譲歩した時、自分を開示した時など様々です。

あまり意識していないと思いますが、実は返報性の法則を知らなくても無意識の内に恋愛や仕事、人間関係で使っていることもあります。

すごい笑顔で話しかけてくれるとこっちも話しかけやすいですし、逆にすごい怒ったような顔で話されると少し構えてしまいます。

些細なところで返報性の法則を無意識の内に使っているわけですが、これを意識していい方向に使うことができたら人間関係もより円滑になります。

返報性の法則を使った実験

心理学者のデニス・リーガン氏が行った、以下のような実験結果があります。

2人1組の美術鑑賞と称した実験で絵画を評価してもらい、その休憩時間に実験を行いました。

<パターンA>

休憩中にAさんが飲み物を買いに行き2本分買って帰り、「気にも分も買ってきたよ!」と手渡す。

<パターンB>

Aさんは休憩中に飲み物を買いに行き自分の分だけ買ってくる。

全ての美術鑑賞が終わった後に、Aさんは「新車のあたる福引を持っているんだけど何枚でもいいから買ってくれない?」と頼みごとをしました。

その結果パターンBに比べて、パターンAの方が2倍も購入率が高くなりました。

返報性の法則まとめ

返報性の法則はどんな些細な事でも、相手に何かを与えることで作用します。

小さいことから人に何かを与えていくと自分が困ったときに助けてもらったり、頼れる人が増えたりして、人間関係も円滑になっていきます。

これは仕事は恋愛、日常生活、友人関係全てに当てはまります。

好意の返報性、譲歩の返報性、自己開示の返報性をうまく活用することで、された相手もうれしいですし、自分にも見返りが返ってきますので是非頭に入れて活用していきましょう。

ただし、見返りを求めすぎないことが大前提です。

 

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